全国高等学校サッカー選手権大会香川県大会3回戦
「サッカーの醍醐味は攻撃型サッカー対攻撃型サッカーにある。 フース・ヒディング」3回戦はまさにそんな試合であった。高松東高校は高校総体代替大会で高松商業高校を下しベスト4に進出した、勢いあるチームである。スピードとパワーあふれる2トップを軸に、縦に早いサッカーを仕掛けてくる。攻撃こそ最大の防御である。ボールを奪い、ゴールにつなげる攻守一体型のサッカーを極めようとする我々にとって、負けるわけにはいかないチームである。立ち上がりは香川西ペースで試合が進む。球際の厳しさで勝り相手を押し込み、獲得したPKで佐藤が先制。1ー0で前半を折り返す。しかし後半、香川西のプレスに対応した高松東が徐々に持ち味を発揮し始める。自陣で得たF Kをゴール前に放り込み、こぼれ球を押し込む形で同点ゴールを許してしまう。焦る気持ちを抑えながら、ペースを取り戻し、CB森岡がゴール。再び勝ち越すが、その後、一瞬の隙をつかれて相手FWに抜け出され、キーパーと1対1のピンチとなる。G K森井が粘り強く足で弾くも詰められて2点目の失点を許してしまう。ベンチが動く。今年の香川西高校には個性的なFWが揃っている。この日結果を出したのは明利であった。Dエリア付近で受けたくさびのボールをターンし振り向きざまにシュート。これが決勝点となりベスト8進出を決めた。二度追いついた高松東高校の健闘を称えたい。冷たい雨の降る生島メイングランドであったが、高校サッカーらしい攻防が繰り広げられる試合展開に、観る者全てが熱くなった。
応援ありがとうございました‼️