得点 中島 河田
アシスト 河田
これまでの試合からたくさんの学びを得て成長してきた四学香川西サッカー部。試合後のミーティングで共有した課題を練習で克服し、小さなプラスを積み上げてきた。新チームも個性豊かな選手が多い。皆持ち味があり、魅力的な選手である。しかしサッカーはチーム競技。チームとしての闘い方に徹した中で個人の能力は発揮されるべきである。そのことに気づけた兆しを感じた準々決勝から1週間。冬雨中の試合である。
ピッチ環境を活かすことは勝負の鉄則である。前線へボールを送り相手コートで試合を進めたい。今日の選手達はそれがよくわかっていた。ロングボールを効果的に用いセカンドボールを支配する。前半19 分に得たコーナーキックで中島が3戦連続のゴールをあげ先制する。しかし24分、右サイドのアプローチ遅れからピンチを招き失点。1-1で前半を折り返す。
ハーフタイムはまず選手同士がミーティングする。選手達は失点の原因も、今日すべきプレーもよく理解できている様子であった。後半も闘い方を徹底し、優位に試合を進める。相手のストロングポイントを消しながら対応し決定的なピンチを招かない。前半以上のゲーム運びができていた。2点目に迫りながらもネットを揺らすことができず延長戦へ。延長前半5分、右サイドで得たコーナーキックを河田が直接決め勝ち越しに成功!その後の時間を上手く使い2-1で勝利する。
チームの成熟を感じた一戦であった。点差以上のゲーム内容だったと言える。新チームとして決勝に進んだことより、勝負に徹した闘い方ができたことを称えたい。冷たい雨の中、大きな収穫があったゲームであった。来週はいよいよファイナル。まずは香川県の頂点に立つ。