四国学院大学香川西高校サッカー部

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令和3年 香川県高等学校新人サッカー競技大会 マッチレポート

令和3年 香川県高等学校新人サッカー競技大会 マッチレポート

サッカーは番狂わせが起こりやすい。11人の組織的な動きで相手チームの良さを消すことに徹することができ、ここにこそ戦術の妙がある。
新人戦3回戦、VS高松南高校。試合開始から守備ブロックを低く構え、FWにマンツーマンマーキングを取り、ロースコアゲームに持ち込もうとする意思が読み取れた。2回戦の我々の戦い方を分析して導き出した答えであろう。激しくゴールに迫る四学香川西イレブン。しかし、ゴールを割ることができない。11人が自陣に入ってゴールを守ればたやすく点を取ることはできない。それでも四学香川西イレブンは戦いながらコミュニケーションをとり、相手の戦術を破るべく多彩な攻撃を展開しようとする。日常のトレーニングから選手同士の会話を重んじてきた成果である。しかしゴール寸前まで迫りながら、0-0で前半を終える。
この1週間、対策を講じてきたのは相手チームだけではない。「強いチームの条件の一つはセットプレーの決定力。」という監督の持論のもと、スローイン、コーナーキック、フリーキックのパターンを共有してきた。ハーフタイムでベンチが動く。ロングスローアー竹本を投入。そしてサイドからのアーリークロスを軸に攻撃することを指示。相手ゴール前に混戦をつくることを意図している。この采配が的中、コーナーキックを得る回数も増えていく。後半28分、コーナーキックからD F福平が頭で合わせて先制に成功する。30分、アザーサイドまで届いたクロスボールを菊池が頭で折り返す。そこに飛び込んだ伊藤のゴールで追加点。2-0の勝利である。
成長も垣間見られたが課題も残る試合であった。後半のベンチの指示が浸透するまでに時間がかかった。2年生主体のチーム。今年の2年生は勢いがあり、闘う気持ちが強く、負けず嫌いである。性格も明るい。しかし、現最上級としては幼さが見られる。この試合で痛感してほしい。「やりたいプレー」と「やるべきプレー」は違うのだということを。プレッシャーの中で発揮できる技術こそが本物だということを。そして何より、サッカーは思考力、判断力を駆使するスポーツであることを。理想形はまだ先にある。しかしまだ大丈夫。これは新人戦である。必死に戦い、戦いの中から一つずつ学んでいこう。本当の強さを手に入れるために。

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