四国学院大学香川西高校サッカー部

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令和3年 香川県高等学校新人サッカー競技大会 決勝 マッチレポート

新人戦 決勝戦 VS高松東高校
まず今大会、この日まで試合ができることに心から感謝したい。オミクロン株が世界中に猛威を振るう中で開催された新人戦香川県大会。出場辞退を余儀なくされたチーム、ベストメンバーで試合に臨めず敗退してしまったチームもあった。その無念は筆舌に尽くし難いものがあったと思う。我々ファイナリストにできることはただ一つ、ピッチで全力プレーをすることだ。東部運動公園に闘いの舞台を移し、13:30 キックオフである。
これまでシード4位、シード1位を撃破して勝ち進んできた高松東高校。ツートップを軸にボールをキープして全員がゴールを目指す超攻撃型サッカーが信条。勢いがある。立ち上がりから激しい球際の攻防が繰り広げられた。奪ったボールを素早く繋ぎ、攻撃に転じることで局面を支配してきた我々も今日はたやすく主導権を握ることはできない。一瞬の隙が勝敗を分ける好ゲームが展開された。
試合が動いたのは前半7分。四学香川西が左サイドの攻撃からこの試合初のコーナーキックを獲得。これまで練りに練ってきたセットプレーが結果を出す。ファーサイドに展開したボールを FW伊藤が頭で押し込み先制!流れを掴んだかに見えた。しかし高松東高校イレブンもこの日に賭けてきた思いの強さか、全く気落ちすることなく更に攻撃の圧力を強めてくる。決定的な場面もつくられた。一進一退の攻防の中、辛くも1点をリードしたまま前半を折り返す。
後半戦。なおも攻撃の手を緩めない高松東高校。ツートップがやや低い位置に降り、右ワイドのカットインにロングボールを合わせる形へとシフトチェンジしてくる。13分、相手コート左コーナー付近で奪われたボールから強烈なロングカウンターを受ける!辛うじて防いだこぼれ球を左M Fに叩き込まれた。今大会初、流れからの失点を許す。試合は振り出しとなる。
しかし、我々も今大会に賭ける思いは負けてはいない。王座奪還を誓い、これまで苦しい練習に取り組んできたのだ。すぐさま相手ボールを奪い右サイドにロングボールを展開。ゴールラインぎりぎりで伊藤が追いつき逆サイドまで届く強烈なクロスを上げる。ここにもハードワークした左M F菊池が追いつき、難しい角度からヘディングシュート!ポストに当たりながらも枠内に吸い込まれた。これが決勝点となり、2-1で勝利する。高松東高校の健闘を心から称えたい。
全国大会にはつながらないものの、この勝利がもたらしたものは大きい。3大会ぶりの優勝、高校総体でのシード1位獲得、そして何より、新チームが模索したサッカーが間違えていなかったことの証になる。喜びを爆発させる試合後の光景であった。しかし、これに満足してはならない。折しも今日は建国記念日。我が国では初代神武天皇御即位の日を祝日に定めている。世界にもこの祝日を制定している国が多く、各国様々な由来をもって国の始まりに思いを馳せる契機としている。我々にとっても今日を栄光のスタートにしなければならない。強い四学香川西高校サッカー部の歴史を再出発させる記念日となるよう、次なる闘いに向けて兜の緒を締めたい。天に1つの指を掲げ、高らかに、そして誓い新たに宣言しよう。「まず一冠!」

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