四国学院大学香川西高校サッカー部

　香川県新人戦サッカー競技開幕！四学香川西高校サッカー部新チームがいよいよ始動。選手権という素晴らしい舞台を経験させてくれた3年生が引退して91名の若いチームとなった。その場を経験した選手数人を軸に、レギュラー争いを勝ち抜いたイレブンが本日1回戦を戦った。対戦校は丸亀城西高校である。
　冷たい雨の降る中の試合となった。全国大会で経験した攻守の切り替え、球際の厳しさをもって序盤からペースを握る。前半15分、1年生日野のゴールで先制。前半29分CKから長身FW谷のヘディングで追加点。後半にもセットプレーの混戦を押し込み3点目を決め、2回戦に駒を進めた。
　プレー面での課題ももちろんあるが、この試合はメンバー、メンバー外選手ともにメンタル面の弱さが表面化した。試合前ミーティングで今ひとつ覇気を感じられない雰囲気でユニフォームを手にする選手たち。新チームとしての活動わずかで無理もない話かもしれないが、自信に満ちたオーラがない。試合会場で他者の後ろにつき、何となくその場にいるメンバー外の選手たち。メンバー争いをはや諦めてしまったかのような印象を与える。試合には勝利したが、新チーム特有の鼻息の荒さを全体として感じない。
　そういうタイプの選手が多いのかも知れない。しかし強いチームは激しいレギュラー争いで練り上げられる。最後まで諦めずに練習を積み重ねた結果、全国の舞台で白羽の矢が立った選手を皆見ているはずだ。「チャンスは平等にないがゼロではない。」アピールチャンスをものにし、もっと熱いレギュラー争いを繰り広げよう！チームの代表こそレギュラーである。それは激しい競争の果てにあるものであるし、みんな仲間であることに変わりはない。2回戦のメンバー入りを目指して、さあ、練習だ。