新人戦 準決勝 VS高松商業
公立高校の雄、高松商業イレブンはさすがに身体能力の高い選手が揃っていた。スピード、パワーを兼ね備えたFWとワイドの選手に長いボールを合わせ、一気にゴール前に襲いかってくる。そのロングボールの飛距離も強烈なものがある。そして何より、全身全霊で球際に迫る勢いに押されて立ち上がりから主導権を握られる。奪ったボールを素早く展開することで活路を見出そうとする四学香川西。激しく攻守が変わり、体と体がぶつかり合う好ゲームとなった。均衡を破ったのは高松商業。前半22分に先制を許す。劣勢で前半終了。
後半はFW三崎、DF當間を投入。ボランチのパス交換からサイドにボールが出るようになり、リズムを掴み始める。クロスボールに飛び込むシーンをいくつかつくるものの、決定的な得点機会までは得られない。何とか同点ゴールを！と押し込み続ける四学香川西の一瞬の隙をつき、後半32分に追加点を決められる。0-2、敗戦である・・・。
昨日は苦戦を強いられながらも勝利できたが今日は届かなかった。今年の香川県高校サッカーは実力伯仲の戦国時代を予感させる。昨日の勝利で手にしたものは大きかったが、この敗戦からも大いに学び、理想とする形を模索しなければならない。今日からすべきことは何か？現実を受け入れ、自分と向き合い、精進の道を歩む他ない。選手権チームの我々は新チーム発足からの時間が最も短かった。伸びしろしかない！それを信じてチーム一丸取り組もう。望む試合ではなかったが、来週は3位決定戦がある。もう、敗戦はいらない。
