四国学院大学香川西高校サッカー部

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選手権準決勝 マッチレポート

選手権準決勝 マッチレポート

香川県の高校サッカー史に残る幾多の名勝負を繰り広げてきた赤と黄色の闘い。100回目の選手権でも手に汗握る好ゲームを繰り広げた。チームの代表としての誇りと責任を背負い、選手達は懸命に闘った。素早いパス交換から伝家の宝刀、サイド攻撃を軸にゴールに迫る四学香川西に対し、攻守の切り替えと個人技で好機をつくる高松商業。一瞬の隙が勝敗を分けるゲーム展開となる。
往々にしてこのようなゲームを決めるのはセットプレーである。後半30分、左サイドペナルティエリア付近で与えてしまったFK。一度はクリアしたものの折り返され、ゴール前に詰められて失点。これがゲームを決めた‥‥。
コロナ逆風の中にも可能な限り強化トレーニングをしてきた我々にとって、不本意な大会の終わり方である。悔しいが、事実を受け入れ再スタートするしかない。
「負けるには必ず理由があり、やり残しや後悔があるから悔しいのだ」
こみあげる涙を押し殺しながらスタッフが選手にかけた叱咤激励である。心に刻み、まだ残るリーグ戦でも、今後の人生でも糧としてほしい。よく闘った!ありがとう。
全国大会出場への闘いは後輩へと引き継がれた。2年生は、3年生が抱えてきた重圧を少しずつ分かっていくであろう。それを周りに感じさせず、時には笑顔で乗り越えて見せた3年生は、みんなが思うよりずっと強く、あたたかい存在であったのだ。王座奪還は君たちに託された。四学香川西高校サッカー部として、もうこんな大会の終わり方はできない。「無冠の帝王」を我々は求めているのではない。無冠では、帝王ではないのだから‥‥。
秋晴れの陽射しが心地よい生島サッカー場で潰えた夢であった。今日は思い切り泣けばいい。しかし、我々は再び立ち上がり、闘い続ける。目指す場所に必ず辿り着けることを信じて。選手権は、多くのサッカー少年に夢を見せ、辛い現実を突きつけることで大人へと成長させてきた。四学香川西がいない秋。それでも選手権は続いていく。

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